ランダウ力学 §21問題2 解説

投稿日:  更新日:2022/09/02

物理学 力学

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ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§21の問題2の解説です.

問題

ことなったアイソトープ原子からなる2個の2原子分子の振動数ω, ωの比を求めよ. それぞれの原子の質量をm1, m2およびm1, m2とする.

解答作成

アイソトープ原子では中性子の数のみが変わる. ゆえに, アイソトープ原子は電磁相互作用のみを考えれば, 同じように相互作用する. よって, 2つの原子による相互作用運動を1粒子の運動に還元したときに, 固定点を中心とする力の場U(r)は同じになり, k=kである. 一方, それぞれの2原子分子の換算質量は

m=m1m2m1+m2,m=m1m2m1+m2

であるから,

(21.6)ω=km

にしたがって,

(1)ωω=mm=m1m2(m1+m2)m1m2(m1+m2)

となる.

参考文献

Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.

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