ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§23の問題2の解説です.
問題
解答作成
§5問題1で見いだされたLagrangianは
である. 微小振動を考えれば,
となる(定数項は省略). 本編中の表現で
であるから, 特有方程式は(23.8)より
すなわち,
となり, これを解くと
となる. よって, 求める振動は, この振動数での微小振動の重ね合わせである.
変形すると,
となるから,
となり, それぞれ結合のない2つの振り子の微小振動に近づく.
参考文献
Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.
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