ランダウ力学 §21問題1 解説

投稿日:  更新日:2022/09/02

物理学 力学

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ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§21の問題1の解説です.

問題

振動の振幅と初期位相とを座標および速度の初期値x0およびv0によって表せ.

解答作成

1次元の微小振動の解は

(21.7)x=c1cosωt+c2sinωt(21.8)=acos(ωt+α)

である. また, 任意定数間には

(21.9){a=c12+c22,tanα=c2c1

の関係がある. (21.7)tで微分すると

(1)x˙=ωc1sinωt+ωc2cosωt

となる.

(21.7)においてt=0とすると,

(2)x0=c1

を得る. また, (1)においてt=0とすると

(3)v0=ωc2

となる. (21.9)(2), (3)を代入すると,

(4)a=x02+v02ω2(5)tanα=v0ωx0

を得る.

参考文献

Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.

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