ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§20の問題2の解説です.
問題
解答作成
微小角度での散乱の散乱角
を用いる.
を
となる. ここで,
の置換を用いると
となる*1. よって, これを
となり, 微分を計算すると
となる.
ここで, 散乱の有効断面積
は,
と書き直せる.
となる.
参考文献
Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.
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脚注
*1 : ベータ関数, ガンマ関数については, §11問題2を参照されたい. また, §11問題2で述べていないこととして, ガンマ関数について
が成り立つことも利用している.
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