ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§11の問題2の解説です.
問題
. , ただし . .
解答作成
- 本編
であろう). が で対称であることを利用すれば, 周期 は
ただし, 記法を簡単にするために, ベータ関数(beta function) - 本編
を利用する. 停留点は の範囲では2つ存在し, と定めておく. が で対称であることを利用すると, 周期 は - 本編
を利用する. 停留点は であろう). この点は 付近では2つ存在し(三角関数の周期性から無限に存在するが, 簡単のため 付近の運動領域をみる), と定めておく. が で対称であることを利用すると, 周期 は
力学的相似との関係
力学的相似においては, ポテンシャルエネルギーが座標の同次関数
であるときに, 運動方程式は一連の幾何学的に相似な図形を描く. その相似な軌跡の大きさの比を
の比をなす. エネルギーは
の比をなす. ゆえに,
となる. aは(定数が正の場合にはなるが)座標の
参考文献
Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.
関連記事
ランダウ力学 §11問題1 解説
ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§11の問題1の解説です. スポンサーリンク 問題 単振子(重力場の中で長さ
ランダウ力学 解説掲載をしていない問題について
ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の解説掲載をしていない問題についてコメントします. スポンサーリンク 解説作成を検討している問題 解説作成を検討している問題を, 以下に示します. 解説作成の取りやめを決断した問題 解説作成の取...
0 件のコメント:
コメントを投稿 (Please feel free to ask me about your questions! You can use Japanese or English in the comments.)