ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§14の問題3の解説です.
問題
解答作成
Lagrangianは§5問題2で求まっていて,
である.
ここで,
である. この定数については, 系が全体として
である*1.
エネルギー
となるが,
となる. この式を変形して
となるから, 変数分離で積分して
となる.
運動の軌道に関する考察
となるから, 慣性中心が静止している慣性基準系を選べば,
また,
となる. 計算すると
であるから,
となる. ゆえに, 軌道は
- 水平方向に
- 鉛直方向に
の半径をもつ楕円軌道(の一部)となることが分かる.
- 水平方向に
- 鉛直方向に
の半径をもつ楕円軌道(の一部), つまり半径
以上から,
参考文献
Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.
脚注
*1 : なお,
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