ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§16の問題1の解説です.
問題
解答作成
本編の通り, 粒子は大きさが同じで反対向きの運動量で離れていく(C系では)ので, 両方の粒子の飛行角は
の関係にある. 粒子1に関して
を適用すると,
となる. 一方, 粒子2に関して
となるが,
となる.
となる. 三角関数の性質
となり, 整理して
となる. ここで, C系での運動量保存から,
となる. そして, 崩壊エネルギー
を変形して
となる.
となり,
参考文献
Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.
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