ランダウ゠リフシッツ理論物理学教程の力学(増訂第3版)の§52の問題の解説です.
問題
解答作成
作用変数の計算
作用変数
で与えられる.
ここでは, 運動の平面での極座標
となる. 一方, 中心力の場における本編での式
を用いると
となるから,
となる*1.
エネルギー を作用変数で表す
エネルギー
となり(
軌道のパラメータを作用変数で表す
軌道のパラメータ
を
となる. 作用変数
参考文献
Landau, L. D.; Lifshitz, E. M. 力学. 広重徹, 水戸巌訳, 増訂第3版, 東京図書, 1974, 214p.
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脚注
*1 : 以下, 本編における(15.4)と(15.6)にならい,
を用いる. 引力で有界運動をしているから,
となる. ここで,
の置換を用いると,
となる. ここでさらに,
の置換を用いると,
となる. 各項の積分の計算結果は
である(こちらの積分計算を参照)から,
となる.
が得られる.
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