Googleスプレッドシート×Google Apps Script(GAS)でGoogle Tasksに一括インポートするツールを作ってみた

投稿日: 

Google Apps Script

B!
James OsborneによるPixabay(https://pixabay.com/)からの画像

こんにちは, Shinoryoです.

Google Tasksで, 複数のタスクを手入力でポチポチ登録するのは意外と面倒……. 「スプレッドシートに書いたタスク一覧を, そのままGoogle Tasksにインポートできたらいいのに」と思い, Google Apps Script(GAS)で一括登録ツールを作ってみました.

この記事では, Googleスプレッドシートを使って, 複数のタスクをGoogle Tasksに一括登録するツールの作り方を紹介します.

ツールの概要

ツールでできること

このツールでは, 次のようなことができます.

  • スプレッドシートで複数タスクを管理
  • 複数のGoogleタスクリストに自動で振り分けて登録
  • 締切日やメモも反映可能

使用技術

  • Googleスプレッドシート
  • Google Apps Script(GAS)
  • Google Tasks API

ツールの作成手順

スプレッドシートの準備

まずは, タスクを記入するためのスプレッドシートを作成します. シート名は "Tasks" とし, 次のようにカラムを構成してください.

List Title Notes Due Date
My Tasks 歯医者の予約 仕事が終わったら電話する 2025/07/01
Shopping 牛乳を買う 低脂肪のやつ 2025/07/02

Google Apps Script(GAS)の設定

  1. スプレッドシートのメニューから 拡張機能 → Apps Script を選択します.
  2. 次のコードを貼り付けて保存します.

Google Tasks APIを有効にする

スクリプトエディタ上部のメニューから サービス → Google Tasks API を追加 を行ってください.

ツールの実行方法

スプレッドシートを開くと, 上部メニューに Task Tools が追加されているはずです. そこから「インポートを実行」を選ぶと, 記入済みのタスクがGoogle Tasksに登録されます.

ハマったポイントと対処法

日付が1日前にずれる

Google Apps Scriptは内部的にUTCで処理されるため, 日本時間との差で「1日早い」扱いになることがあります. .setHours(9) などで調整すると, 正確な日付で処理されます.