スプレッドシートでまとめてToDoリスト作成! Microsoft To Do自動登録ツールを作ってみた

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Google Apps Script Microsoft Graph API

B!
James OsborneによるPixabay(https://pixabay.com/)からの画像

「Microsoft To Do に大量のタスクを効率よく登録したい」
そんな場面, 意外と多いのではないでしょうか?

例えば, 定期的な業務リストやイベント準備, プロジェクトの初期セットアップなど, 一度にたくさんのタスクをMicrosoft To Doに追加したいとき, 標準のアプリやWeb画面だと一つずつ入力するのはとても面倒です.

そこで, Googleスプレッドシートにまとめたタスクを一括でMicrosoft To Doに登録できるツールを作ってみました!
「もっと簡単に, 効率良く, 大量のタスクを To Do に登録したい」という方にぜひ使ってみてほしいツールです.

概要

MicrosoftToDoImporter は, Google Apps Script で作られたツールです.
Google スプレッドシートに記載されたタスクを自動で Microsoft To Do にインポートすることができます.
複数のタスクをまとめて Microsoft To Do に追加したい方や, Google スプレッドシートでタスク管理をしている方におすすめの自動化ツールです.

主な特徴

  • Google スプレッドシート上でタスクを管理できる:既存のGoogleスプレッドシートをそのまま使い, 各行をタスクとして Microsoft To Do に登録できます.
  • Google Apps Script による自動化:手動でMicrosoft To Doにタスクを一つずつ追加する手間が省けます.
  • Microsoft To Do API連携:Microsoftアカウントと連携し, API を使ってタスクを追加します.

使い方

詳細は, リポジトリー―内のREADME.mdを参照してください.

  1. Googleスプレッドシートを準備
    次のようにタスク内容などを記載した「Tasks」シートを作成します. 1行につき1タスクを入力します.
    titlelist_namebodyduestatusrecurrence_typerecurrence_intervalrecurrence_startrecurrence_endresult
    資料作成仕事企画資料をまとめる2025-08-20未完了毎週12025-08-202025-09-30
    会議準備チーム2025-08-21未完了
  2. Google Apps Scriptを導入
    1. Googleスプレッドシートの「拡張機能」→「Apps Script」をクリックします.
    2. エディターにリポジトリーのコードを貼り付けます.
  3. Microsoft アカウントの認証設定
    1. Azure ポータル(https://portal.azure.com/)にて「アプリの登録」を行い, クライアントIDなどを取得します.
    2. Googleスプレッドシートに「Auth」シートを作成し, クライアントIDなどを入力します.
  4. スクリプトを実行
    Googleスプレッドシート上でメニューから実行可能です. 指定した行のタスクが Microsoft To Do に一括で追加されます.

利用シーン例

  • 毎週のタスクリストをテンプレート化してMicrosoft To Doに一括登録したい場合
  • チームで共有しているスプレッドシートのタスクを, 個人のMicrosoft To Doにまとめたい場合
  • スプレッドシートで日々の業務タスクを管理しつつ, Microsoft To Do でもリマインド通知を受けたい場合

注意事項・補足

  • 本ツールの利用にはMicrosoftアカウントおよびMicrosoft Graph APIの設定が必要です.
  • Google Apps Scriptの認証および権限許可が求められます.
  • 詳細な設定手順やカスタマイズ方法はリポジトリーのREADME.mdをご参照ください.

ダウンロードはこちら

ソースコードは以下のリンクからダウンロードできます.
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